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平成16年12月26日、京都にあるアトリエarumi toyの前田さんを訪ねました。
当店の仕入先様でとても個性的な商品を作られているところです。
以前から訪ねたいと思ってましたが、妻の出産と重なりなかなか訪ねることができませんでした。
それでも何とか年内にと思い、年末の忙しい最中、無理を言って今回の訪問となりました。
少し肌寒い、でも12月にしてはちょっと温かいこの日、息子の涼と加茂駅に降り立ちました。
私の自宅が東大阪の山手なので、山を挟んですぐ近くなんですが、加茂駅に着いたのは自宅を出て2時間後でした。
駅に降りた瞬間、のどかな景色が心を穏やかにしてくれました。
12月15日から25日迄、アトリエでクリスマスフェスタを開催していたということで、今日はその翌日…
フェスタには間に合いませんでしたが、『フェスタのセットは壊さずに残っていると思います。少しはフェスタ体験
をしていただけると
思いますよ!』とのことでしたので、期待に胸膨らませアトリエに向かいました。
線路沿いにしばらく歩き、左手にカーブすると木津川に架かる大きな橋が見えてきました。
橋を渡りしばらく歩くと二階建ての屋根の上から白い煙らしきものが… ここかな…?
前まで行くとarumi toyのプレートがありました。ここだ!
早速ドアをノックすると、中からにこやかな表情で前田さんが出てきました。
初めての対面。若い方ですが落ち着いた感じを受けました。軽いあいさつを終えるとアトリエ内を拝見。
左隅に薪ストーブがありました。白い煙りはこれだったようです。
クォーターが温かそうにマフラーをしています。大きな松ぼっくりや手作りらしきディスプレイ。枕木のオブジェもあります。
フェスタの余韻がまだ残っている感じです。息子がスレンダーブロックを見つけ、遊びたがってるようでチラチラこっちを見ています。
かせきごっこは遊ばせたのですが、スレンダーブロックはまだ遊ばせてなかったことに気づき、『それじゃ…』と思った時にはすでに
遊び始めてました。かせきごっこと同じで、前田さんのおもちゃは、説明の必要がないんです。本当の遊びを知ったおもちゃなんですよね。
時間に追われた生活をしている私には、静かに時が流れる空間といった雰囲気がアトリエには感じられました。
(そんな暇じゃないですよ!って怒られそうですが…)
今回の訪問の目的は2つありました。
1つ目は、arumi toyのおもちゃが作り出される所をこの目で直に見、感じること。
2つ目は、実際に自分で作ってみることです。
私は、雑誌の取材記者ではありませんから、あれこれ質問するのは苦手です。
ましてや、遊びの本質を理解されてる方にそこに至る過程をお聞きしたとしても目指すものは同じなんです。
過程は人それぞれ違っても、目指すものさえ違わなければいいと思うんです。
おもちゃと一緒で遊び方も考え方も一つではありませんからね。
ですから、ここではどんな考えを持った方だとか、どんな話をしただとかは一切書くつもりはありません。
息子の遊び相手をしながら話をされる前田さんに思いきって『今度何か作りに来たいな…』と言ったら、『それじゃ作りましょうか!』と
快く了承して頂きました。『このまま帰ったら何しに来たかわかんないもんな…』と思いつつホッと一安心。
作らせてもらったのは『クォーター』。これが一番手間がかかると聞いていたので、是非作ってみたかったんですよ!(感激!)
4分割された球体の1つにゴムひもを通し結び目を作り、さらに首の穴に通して対角線上の穴から紐を出し、4分割された球体のもう1つの
穴に通して結ぶ。残りの球体も同様に。あとは首の下に杭を打ち付けて目を作れば出来上がり!簡単そうでしょ!
でも、やってみるとけっこうたいへんです…。前田さんが1つ作る間、ひも通
すのに四苦八苦してました。 さすがはプロ!って思いましたね。
私がやったのは全行程の一部だと思うんですが、『すべてが手作りなんだ』と思うと大事にしたくなりますし、愛着も湧きますよね。
短い時間でしたが、いい体験をしました。何よりも息子が一番喜んでたみたいです。息子には、前田さんの手が魔法の手に見えたでしょうね。
『そろそろお暇しようか?』と言った時の息子の顔がとても悲しそうだったのが印象的です。
息子と私の親子クォーターをおみやげに、アトリエをあとにしました。
帰り道、『あした またきていい?』と息子が言うので『あしたはダメだけどまた来ようね!』と答えておきました。
でも、 しばらくは納得させるのが大変です。
今回の訪問では、触れることへの大切さを再認識しました。
ネットショップの最大の欠点は触れられないことです。
実店舗を構えればすむことですが、ネットショップという形態でそれが出来ないものかと今考えています。
誰もやったことのない無謀なチャレンジととられるかもしれませんが、選択肢としては残しておきたいと思ってます。
それが可能であればネットショップのイメージが大きく変わりますし、やってって楽しいですよね!
そんなことを考えながら今年1年を終えようとしています。
忙しい最中、快く迎えて頂きました前田さんには、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
これからもarumi toyらしいおもちゃを創り続けてください!
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